ラウンドワン札幌すすきの店閉店の真相と跡地|2026年の再開発動向
札幌随一の歓楽街として眠らない夜を象徴してきた「ラウンドワン札幌すすきの店」。ネオン煌めくビルの屋上にそびえ立つ巨大なボウリングピンは、地元民にとって待ち合わせの目印であり、飲み会終わりの定番アミューズメントとして絶大な存在感を放っていました。しかし、惜しまれつつシャッターを下ろしてから月日が流れた現在も、その不在を嘆く声は絶えません。
深夜の受け皿として愛された大型エンタメ巨塔は、なぜあのタイミングで幕を引かなければならなかったのでしょうか。かつての賑わいを知るファンが気になる営業終了の舞台裏から、気になる跡地の利用状況、そして2026年現在のすすきの再開発トレンドまで、現場の取材線上に浮かび上がった事実を整理して伝えます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:閉店の主因は「定期建物賃貸借契約の満了」に加え、コロナ禍による夜間人流の急減と建物の維持更新コストが重なったことにある。
- 要点2:解体後の跡地は一時的な平面利用等を経て、激変するすすきの再開発エリアにおける注目の商業・宿泊候補地として動向が注視されている。
- 要点3:中心部再出店の公式計画は未定だが、札幌市内の代替拠点(白石本通店・北21条店)や近隣ボウリング場が受け皿として機能している。
【閉店の真相】なぜラウンドワン札幌すすきの店は営業終了したのか?決定的な3つの理由
突如として発表された営業終了の報は、札幌市民のみならず道内全域のエンタメファンに強い衝撃を与えました。単一のトラブルではなく、複合的な事業環境の激変が重なった結果であり、その内情を紐解くと3つの決定打が見えてきます。
第一の理由は、定期建物賃貸借契約の満了です。自社所有物件ではなく賃貸借契約によって運営されていた同店は、契約更新のタイミングを迎えていました。不動産オーナー側との今後の敷地活用方針の協議において、定期借家契約の再延長を行わない方向で合意がなされたことが、撤退の法的な直接契機となりました。
第二の要因は、建物の経年劣化と大規模改修にかかる莫大なコストです。長年24時間営業に近い過酷な稼働を続けてきた同ビルは、設備全般の老朽化が進んでいました。最新のアミューズメント環境を維持するための耐震・設備投資と、契約更新料を秤にかけた際、投資回収のハードルが極めて高かった実情があります。
そして第三に、生活様式の変化による夜間経済の縮小が挙げられます。2020年から続いた感染症拡大の影響は、すすきのの「深夜2次会・3次会カルチャー」を根底から変容させました。終電後の深夜帯にボウリングやカラオケで朝を待つ若者層・サラリーマン層の利用が急減し、従来の深夜フル稼働モデルの採算性が大きく損なわれたことが撤退判断を決定づけました。
【営業終了までの経緯】すすきのの夜を彩った20年の歴史とネットの反応
ラウンドワン札幌すすきの店が2021年11月7日にその歴史へ幕を下ろすまで、同店は南5条西3丁目のランドマークとして約20年にわたり君臨し続けました。アミューズメント、ボウリング、カラオケ、ビリヤード・ダーツが一堂に会する複合施設は、終電を逃した学生や若者たちの駆け込み寺としても機能していたのです。
営業最終日が近づくにつれ、SNS上には惜別と感謝の声が溢れかえりました。「学生時代の思い出がすべて詰まっている」「終電後の始発待ちはいつもここだった」「すすきののシンボルだったピン看板が消えるのは寂しすぎる」といった投稿が相次ぎ、Twitter(現X)では連日トレンド入りするほどの反響を巻き起こしました。
最終営業日の深夜、巨大なボウリングピンのライトアップが消灯した瞬間には、建物の前に多くの常連客が集まり、静かに別れを告げる姿が見られました。ひとつの時代が終わりを告げたことを、街行く誰もが肌で実感した光景でした。
【跡地の現在と再開発】すすきのラウンドワン跡地は今どうなっている?2026年最新状況
巨大ビルが解体され、更地となった後の敷地はどうなっているのでしょうか。札幌市中央区南5条西3丁目という歓楽街のド真ん中に位置する超一等地だけに、その利活用には業界内外から熱い視線が注がれてきました。
建物解体後、敷地は一時的にコインパーキング等として活用されつつ、次なる開発の機会を伺うフェーズが続きました。近年のすすきのエリアは、2023年末に開業した複合商業施設「COCONO SUSUKINO(ココノススキノ)」を皮切りに、かつての雑多な歓楽街から「昼夜を問わず国内外の観光客を呼び込む高品位な街」へと急速にブランドを再定義しています。
2026年最新の動向としては、インバウンド需要の完全復活と高級ホテル需要の高まりを背景に、単なるアミューズメント施設単体ではなく、ホテル・商業機能を融合させた複合型ビル開発のターゲットとして協議が進行しています。周辺の地価高騰や建築資材価格の上昇を見極めながら、すすきのの新たな賑わい拠点としての青写真が描かれています。
【移転情報の真相】札幌中心部への復活はあるか?気になる噂を追跡検証
ファンの間では「大通や札幌駅前、あるいはすすきのの別ビルへ移転オープンするのではないか」という噂が幾度となく囁かれてきました。アミューズメント企業各社が中心部へのドミナント出店を模索するなか、ラウンドワンの都心回帰はあるのでしょうか。
取材を進めると、現時点で札幌中心部への具体的な新規出店・移転計画は公式発表されていません。これには明確な構造的理由があります。近年のラウンドワンは、大型スポーツアミューズメントである「スポッチャ」を核とした巨大スタジアム型店舗や、ギガクレーンゲームスタジアムに経営資源を集中させています。
都心部の狭小な敷地や高額な坪単価では、同社が強みとするスケールメリットを発揮しにくく、郊外幹線道路沿いの大型店舗へ顧客動線を一本化する経営方針が採られているためです。都心型店舗の復活を望む声は根強いものの、短期的には既存の郊外型メガ店舗の機能強化に注力する構えが見て取れます。
【代替スポット案内】すすきの周辺のボウリング場&札幌市内のスポッチャ店舗一覧
「すすきので飲んだ後にボウリングを投げたい」「休日に思い切り体を動かしたい」という利用者のために、2026年現在利用可能な代替施設と、市内にあるラウンドワンの営業拠点を整理しました。
まず、すすきの中心部でボウリングを楽しみたい場合の筆頭候補は「ディノスボウル ノルベサ」です。屋上観覧車で有名なノルベサ(南3条西5丁目)内に位置し、深夜帯まで営業しているため、かつてのラウンドワンすすきの店に近い利便性を保っています。
一方、ラウンドワンならではの多彩なアミューズメントやスポッチャを満喫したい場合は、札幌市内のロードサイド店舗へ足を伸ばす必要があります。
■ 札幌市内のラウンドワン現行営業拠点
- ラウンドワンスタジアム札幌白石本通店(白石区本通16丁目南4-26)
札幌市内唯一の「スポッチャ」併設店舗。最新クレーンゲームスタジアムやボウリング、カラオケを網羅した道内屈指の旗艦拠点です。国道12号線沿いに位置し、大型無料駐車場を完備しています。 - ラウンドワン札幌北21条店(東区北21条東1丁目1-1)
ボウリング、アミューズメント、カラオケを中心に展開。地下鉄南北線「北24条駅」からもアクセス可能で、学生や近隣ファミリー層から日常的に親しまれています。
中心部からは車や地下鉄・タクシーでの移動が必要となりますが、設備のスケールやゲーム機の充実度においては郊外店ならではの圧倒的なプレイ体験が担保されています。
【ラウンドワン札幌すすきの店】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ラウンドワン札幌すすきの店が閉店したのは具体的にいつですか?
A1:2021年11月7日の営業をもって完全閉店しました。約20年間にわたり同地で営業を続け、すすきののシンボルとして親しまれました。
Q2:跡地には今後何が建設される予定ですか?
A2:建物の解体完了後、敷地は一時利用などを経て再開発の機会が模索されています。すすきのエリア全体の再編が進むなか、観光・商業ニーズを見据えたホテルや複合型ビルの開発計画が注視されています。
Q3:札幌市内で「スポッチャ」が遊べる店舗はどこですか?
A3:札幌市内では「ラウンドワンスタジアム札幌白石本通店」が唯一のスポッチャ導入店です。北21条店にはスポッチャはありませんのでご注意ください。
Q4:札幌駅やすすきの周辺にラウンドワンが再出店する可能性はありますか?
A4:現時点で中心部への再出店計画は公表されていません。現在のブランド戦略は大容量フロアを備えたロードサイド型店舗(白石本通店など)に集約されており、中心部で同規模の施設を立ち上げるハードルは依然として高い状況です。
まとめ:歓楽街のシンボルが遺したものとすすきのの未来展望
ラウンドワン札幌すすきの店の撤退は、単なる1アミューズメント施設の閉鎖にとどまらず、昭和から平成にかけて定着した「歓楽街の夜の過ごし方」が大きな曲がり角を迎えた象徴的な出来事でした。
しかし、巨大ピンの看板が姿を消した跡地周辺では、街の魅力を現代版にアップデートする大規模な再開発が力強く進んでいます。かつての熱気と思い出を胸に刻みつつ、新時代へと進化を遂げるすすきのの変遷から今後も目が離せません。 (出典: ラウンド ワン 札幌 すすきの 店(Yahoo!ニュース))